[ : ピアノと他の楽器の二重奏曲

1:D895:バイオリンとピアノのためのロンド、作品70。
1826年10月作曲。
アンダンテ−アレグロ、3/4−4/4拍子・アラ・ブレーベ(49+664小節)。
初版は1827年(アルタリア書店から「ロンド・ブリリアント」として発行)。
註:このロンドはおそらくバイオリニストのヨーゼフ・スラビークのために書かれたもののようで、かれは−たぶん1827年初頭に−ドメニコ・アルタリア主催の集まりで演奏したのであろう。

2:D384:バイオリンとピアノのためのソナタ・二長調、作品137の1、遺作。
1816年3月作曲。
第一楽章 アレグロ・モデラート、二長調、4/4拍子・アラ・ブレーベ(180小節)。−第二楽章 アンダンテ、イ長調、2/4拍子(87小節)。−第三楽章 アレグロ・ビバーチェ、二長調、4/4・アラ・ブレーベ(180小節)。−第二楽章 アンダンテ、イ長調、2/4拍子(87小節)。−第三楽章 アレグロ・ビバーチェ、二長調、6/8拍子(245小節)。
初版は1836年(ディアベリ書店発行)。

3:D385:バイオリンとピアノのためのソナタ、作品137の2、遺作。
1816年3月作曲。
第一楽章アレグロ・モデラート、イ短調、4/4拍子(138小節)。−第二楽章 アンダンテ、へ長調、3/4拍子(114小節)。−第三楽章 メヌエット(アレグロ)+トリオ、d−B(30+20小節)。−第四楽章 アレグロ、イ短調、2/4拍子(310小節)。
初版は1836年(A・ディアベリ書店発行)。

4:D408:ピアノとバイオリンのためのソナタ、作品137の3、遺作。
1816年4月作曲。
第一楽章 アレグロ・ジュースト、ト短調、3/4拍子(145小節)。−第二楽章 アンダンテ、変ホ長調、2/4拍子(74小節)。−第三楽章 メヌエット+トリオ、B−Es(38+24小節)。−第四楽章 アレグロ・モデラート、ト短調、2/4拍子(149小節)。
初版は1836年(A・ディアベリ書店発行)。

5:D934:バイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調、作品159、遺作。
1827年12月作曲。
アンダンテ・モルト−アレグレット、C−a,6/8−2/4拍子−アンダンティーノ、変イ長調、3/4拍子−アレグロ・ビバーチェ、ハ長調、4/4拍子・アラ・ブレーベ(700小節)。
初版は1850年(A・ディアベリ書店発行)。
註:アンダンティーノの部分の変奏のテーマはリード「挨拶を贈ろう(D741)」から採られたものである。

6:D574:バイオリンとピアノのためのソナタ、作品162、遺作。
1817年8月作曲。
第一楽章 アレグロ・モデラート、イ長調、4/4拍子(177小節)。−第二楽章 スケルツォ(プレスト)+トリオ、E−C(82+52小節)。−第三楽章 アンダンティーノ、ハ長調,3/8拍子(92小節)。−第四楽章 アレグロ・ビバーチェ、イ長調、3/4拍子(278小節)。
初版は1851年(A・ディアベリ書店から「二重奏曲」として発行)。

7:D802:フルートとピアノのための変奏曲ホ短調、作品160、遺作。
リード「乾いた花」(「美しい水車場の娘(D795)」の18番)による変奏曲として1824年1月作曲。
導入部、アンダンテ、4/4拍子−テーマと変奏曲、アンダンティーノ、2/4拍子(37+323小節)。
初版は1850年(A・ディアベリ書店発行)。
註:この変奏曲はウィーンのコンゼルバトリウム(音楽院)の教師であったフルート奏者フェルディナント・ボークナーのために書かれたものと思われる。

8:D821:アルペジオーネとピアノのためのソナタ。
1824年11月作曲。
第一楽章 アレグロ・モデラート、イ短調、4/4拍子(205小節)。−第二楽章 アダージョ−アレグレット、E−A,3/4−2/4拍子(71+406小節)。
初版は1871年(J・Pゴタール書店発行)。
註:シューベルトは1823年頃に新しく作られたこの楽器に「アルペジオーネ」という名前をつけたが、6弦の両膝に挟んで弾くこの楽器は現在使われていない。当時は「ギター・ダムール」または「ギター・チェロ」などと呼ばれていたらしい。初版の序文によれば、このソナタはウィーンでV・シュースターによって1824年の暮れに初演された。このシュースターがシューベルトにすすめて作曲させたらしい。

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