（原詩：ゲーテ、 邦詩：Ｙ・Ｃ・Ｍ）
もう返らないやすらぎ、取り戻すことはもうできない。
会えなくなると、生きられない。この世は空しい墓場。
狂いそうなこの心、千切れそうなこの身体。
もう返らないやすらぎ、取り戻すことはもうできない。
一目姿を見るために、家から出てさまよう。
気高いあの姿。優しい微笑み浮かべたまま、
語る声の妖しさよ。抱かれて、そして、ああ、くちつ‘け！
もう返らないやすらぎ、取り戻すことはもうできない。
胸は燃えるあの人へ、胸にひしと抱きしめて、
思うままにくちつ‘けを、交わしながら死んで行こう。,
思うままにくちつ‘けを、交わしながら死んで行こう。
もう返らないやすらぎ・・。
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