「雪と氷の下へ」(D911−4 原題:”凍結”)



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W・ミュラー詩

Y・C・M邦詩



雪にあの娘(こ)の足跡求め

二人で手をつなぎ

歩いたこの道を

足跡たどる同じ道を

手を取り歩いた緑の原を

口つ”けしたい

氷を貫く熱い涙で

土に会うその時

口つ”けしたい

雪を融かすこの熱い涙

土に出会う時

花は見えない

緑はどこ?

花は死に絶えて

草も萌えず

花は死に絶えた

草も消えた

花は見えない

緑はどこだ?

想い出草もなくここを去る?

この胸にうずく傷だけが

想い出か?

想い出となるものなどない?

この胸にうずく傷だけが想い出?

凍った心にあの娘(こ)の姿

いつか融けたなら

あの娘(こ)も流れる

凍った心にあの娘(こ)の顔

いつか融ける日が来たなら

あの娘(こ)も流れる


 

 

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