「小川のほとりのダフネ」
F・L・G・シュトルベルク詩
Y・C・M邦詩
町の外れに小川見つけた
静かな永い時を過ごした
静かな岸辺の苔の上
腰を下ろせば涙流れて
膝をぬらす
君だけを求め血が騒ぐよ
耳に残るのは君の名だけ
後をつけられはしないかと
木の葉のそよぎも気にかかる
ああ、気にかかる
想い出に残るあのひととき
今も忘れない別れのキス
腕にひしと抱きしめられて
私の頬に涙が落ちた
涙が落ちた
花咲く丘から君を眺めて
屋根の小鳩の翼がほしい
花の命は短いから
早く私を連れに来てね
連れに来てね!
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