2009秋の例会

弦楽四重奏でたどる

14から16のシューベルト

 

             曲  目

弦楽四重奏のための序曲 ハ短調 D8A

弦楽四重奏曲  ハ長調  D46

           弦楽四重奏曲  変ホ長調 D87

             演奏:パレス・カルテット

Vn:吉田 篤   Vn:漆原直美 

Va:中川玲美子   Vc:窪田 亮 

 

       20091121日(土)pm2:00開演
         
           会場:早稲田奉仕園・リバティ・ホール


 とてもいい例会だった。演奏家たちがシューベルトを愛していることがこれほど演奏を豊かにするものだろうか?芸大フィルハーモニアのメンバーによるパレス・カルテットのみなさんの演奏は若々しく、瑞々しく、少年時代のシューベルトを髣髴とさせるようなカルテットの響きは、私たちシューベルト・ファンの心の中に、真っ直ぐ飛び込んできた。

ほとんどの聴き手にとって初めての演奏となった「序曲」は、大好評で、時間があったらアンコールしたいほどの聴き手の反応であった。
バイオリンの吉田さんには、「シューベルトらしさ」を語っていただき、決して流暢な話しぶりではないけれど、演奏を交えた解説はとても説得力のあるものだった。
生の弦の響きに酔いしれた今回の例会は、本当に贅沢な例会であった。


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