「凍った涙」(D911ー3)
W・ミュラー詩
Y・C・M邦詩
凍りついたしずくが頬から落ちた
忘れていたのか、泣いていたのを
泣いていたことを。
流す涙よ、なぜ淀むの?
氷に変わる露のように
胸の底に湧く涙はこんなに熱い
まるで冬中の氷も融けるほど
氷も融けるほど。
氷も融けるほど!
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