「嵐めく朝」(「冬の旅」第18曲)

W・ミュラー詩

Y・C・M邦詩

昨夜の嵐で雲は千切れ

切れた一つ一つが争って

空を翔ける

赤い舌を伸ばす

朝の日の光

これこそ私の迎える朝

私の心も空と同じ

心の底はこの空のように

荒れる真冬





 

 

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