「竪琴弾きの歌3」(D478−3)

ゲーテ詩 Y・C・M邦詩

ドアの前にいざり寄って

音もなく立っていよう

施しを受け取って

顔も見られずに

振り返らないで去る

どんな人でも幸せだろう

私を一目見れば

泣きぬれた目を見ても

わけなど聞かずに

急いで行き過ぎる

 

「文化史的考察5」

に戻る