2008年秋の例会
ソプラノとバリトンの午後
曲 目
「春の信仰」「音楽に寄せて」「少女」「糸車のグレートヒェン」
「ミニョンの歌T、U、V」「挨拶を贈ろう」「水の上で歌う」
「夜咲くすみれ」「シルヴィアに」「アヴェ マリア」
「愛の使い」「セレナーデ」「かの女の肖像」「アトラス」
「夕映えの中で」「さすらい人の夜の歌」「さすらい人」
演 奏
ソプラノ 藤崎美苗 バリトン 浦野智行
ピアノ 阪本田鶴子
2008年10月19日(日)pm2:00開演
会場:ソフィアザール
透明なソプラノの響き、ダイナミックなバリトンの響き、その対照的な所が
相乗効果をもたらして、とても実り多い例会となりました。
藤崎さんの清麗な声は、ソプラノの代表作「糸車のグレートヒェン」そして
「アヴェ マリア」は勿論のこと、ミニョンの悲哀に満ちた3曲に於いても
わたしたちの胸に迫って来るものがありました。
また、浦野さんの穏やかで温かみのある歌唱は、「夕映えの中で」に於いて、
そして、一転して「アトラス」でのダイナミックな歌唱は、皆さんの心をしっかりと
掴んだようでありました。
日本語で歌うシューベルトのリート、このコンセプトに理解を見せて頂ける
歌い手さんが、少しずつではあっても、確実に拡がりを見せていることは、
「シューベルトのオペラを!」という私たちの夢の実現に向けて、少しずつ、
しかし、確実に私たちを近づけてくれているようです。
なお、当日の解説に興味のある方はこちらをどうぞ。
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