2008年晩秋の例会
シューベルト最期の20日間と
「弦楽五重奏曲・ハ長調」
曲 目
弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
演奏:コリーナ・ヴェルデ
V: 小池 彩織 V: 早川紗綾香 Vla: 中島ゆみ子
Vc: 菊池武英 Vc: 今井香織
2008年11月29日(土)pm2:00開演
会場:早稲田奉仕園・リバティホール
シューベルトの傑作の中でも、これほど演奏される機会の少ない傑作は他にないだろう。協会でも、
これは、おそらく、10年ぶりのことだったに違いない。
コリーナ・ヴェルデは、ベテラン中島、菊池の二方が若いメンバーを起用しての云わば新生コリーナ・
ヴェルデとしてこの曲に挑戦、とても熱っぽい五重奏・ハ長調になった。
2台のチェロの呼吸がぴったりで、又ヴァイオリンのパートが良く練習を積んでいて、
小気味のいい演奏となった。それだけに、いつもの例会より少ない参加者には、もったいないという
想いがつのらずにはいられなかった。シューベルトと言えば歌曲と言う通念は、なかなか消えないようだ。
弦楽五重奏曲ただ一曲と言うコンサートは、おそらく、この例会以外ではあり得ないだろう。
とても贅沢な、しかし意味深い例会であった。
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